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ザ・バンク 堕ちた巨像

世界的な金融危機に陥っている今、時代を映し出すように公開される本作。国際社会に広く深くネットワークを張り巡らすメガバンクの裏側をえぐり、政府・諜報機関・軍事産業・犯罪組織さえも巻き込んだ世界経済の内幕にメスを入れている。いったい、この世界には、正義と悪の境界線はあるのか─。
 
オフィシャルサイト http://www.sonypictures.jp/movies/theinternational/

4月4日(土)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

  

追い詰める側が追い詰められていく、究極のスパイラル・サスペンス。
世界の富裕層から莫大な資金が集まる、欧州を代表する巨大銀行IBBC。しかし、その取引には、ある違法行為の疑いが…。ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンと共同で捜査に乗り出した、インターポール捜査官のルイ・サリンジャー。ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そして、イスタンブールへ。次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処へ流れているのか。核心に近づくたび断ち切られる、真相解明への糸口。サリンジャーは、強大な権力をまとったメガバンクに、一人で立ち向かう決意をする。そして、真実を暴くため、彼は法の枠さえ越えようとしていた─。

超一流のキャスト&スタッフが放つ、極上のアクション・エンタテインメント。
主人公のサリンジャー捜査官を演じるのは、『キング・アーサー』『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーウェン。正義と権力の狭間で苦悩する男を、独自の渋さで魅せている。また、NY検事局のホイットマンには、『キング・コング』から『21グラム』まで演技の幅広さで定評がある、ナオミ・ワッツが抜擢された。そして、このグローバルな超大作を監督したのは、『ラン・ローラ・ラン』『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ。スタイリッシュな独特の世界観でまとめ上げ、最高級のエンタテインメントを完成させた。特に、終盤のNYグッゲンハイム美術館で繰り広げられる銃撃戦は、映画史上類をみない壮絶な緊迫シーンでたたみ込み、観る者すべてを釘付けにする!




真実さえ、取引されるのか?

登場人物が多いし(しかも次々消されるし)、金融・政治関係の難しい単語は飛び交うしで、かなり混乱しそうになりましたが、主人公二人(クライヴ・オーウェンとナオミ・ワッツ)と共に、謎を一つ一つ解明していくのを、じっくりと描いてくれるので、意外とすっきり楽しめました。
特に、NYのグッゲンハイム美術館を舞台にした圧巻の銃撃戦は凄かった。実際に同じデザインの実物大セットを組んで撮影されたそうですが、その甲斐あって、実にリアルです。このシーンだけでも、見る価値は十分にあります。
ストーリー自体は、追う方も追われる方も、次に誰が消されてしまうのかわからないサスペンスフルな展開に、途中まではドキドキさせられました。が、シリアスな展開でそんなわけはないと思い込んでいたのか、実はクライヴ・オーウェン演じるインターポール捜査官が、それほど有能な男ではないような気が。そういう観方になってからは、次はどんなドジを踏んでしまうのかと、違う意味でドキドキさせられました。
正義のために、という一言では決して裁けず、対抗もできない巨悪の存在に、決して敏腕とは言えない男が立ち向かっていく。ある意味、ジェイソン・ボーンや、ジェームス・ボンドのような超人的な男たちが活躍するサスペンスアクションよりも、実にリアルで人間くさいサスペンスなのかも知れません。



【レビュアー EDDIE 】
Comments(0) | 映画レビュー | http://movie.felista.jp/t614
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